エネファームを導入して1年が経ちました
建売住宅を買ったときに標準で備え付けてあったのがエコウィルです。省エネ??という実感はあまりなかったですね。10年が経ったころから、エコウィル本体から異音が生じ始めました。すごい高音で耳障りな音。まさか、自分の家のエコウィルとは思いもよらず。
そして、突然エラー表示が出て給湯がストップ。電源を入れたり切ったりしながら復旧していましたが、とうとう全く使えない日が来てしまいました。
メンテナンス会社さんに来てもらいました
エコウィルが不調だったため、大阪ガスのメンテナンス会社を呼び、点検をしてもらいました。
部品の交換はできるが、その他の部分もガタが来てしまい、抜本的な修理は期待できない、延命措置程度にしかならない、というのが業者さんの説明でした。
さらに、エコウィルはもう製造していないため、普通の給湯機に変えるか、またはエネファームにするか、早急な決断が求められました。お風呂に入れないので・・・
見積りをお願いしました
新しいものが好きなので、ほぼ心はエネファームだったんですが、通常の給湯機との値段の差があまりにも大きかったため、迷いました。通常の給湯機、ネット広告やテレビコマーシャルでもすごく安い値段(15万程度)で設置できるようにうたっています。ところが、そのような業者さんに見積もりを依頼しましたが、ほとんどの業者さんから「工事はできない」という返事が返ってきました。
なぜか。それは、エコウィルの貯湯タンクが大きく、一人で運び出すことができないため、通常工事では承れない、ということです。見積もりをいただけた業者さんもエコウィルの撤去費用が非常に高く、通常工事の倍以上(32万)の見積もりが返ってきました。
エネファームはどうか。大阪ガス機器の取り扱い業者さんをググり、何件かに見積もりをお願いしました。どこも同じ値段だと思いがちですが、携帯電話と同じでお店によって金額が大きく変わってきます。絶対に相見積もりを取りましょう。
A社
・エコウィルの基礎を流用できないので、コンクリートを打つ工事が必要
・一部配管工事が必要となる
・無料でカワックを最新のものに交換する
B社
・エコウィルの基礎は流用可能
・配管工事も込み込み
・カワックも交換するなら格安にできる
言ってることが全然違いますね。
カワックを最新型に取り換える前提で両社に見積もりをお願いしました。
A社 160万円 B社 150万円
この時点でB社に決定し、カワックの使用頻度が非常に低いので、見積もりからカワックの設置費を外してもらい、契約しました。最終的には130万円ちょうどになりました。
補助金
エネファーム設置には国から補助金が出ます。年々補助金額が下がってきていますね。私は、12万円の補助金を受け取りました。設置費130万円ー12万円=118万円が初期コストになります。
通常の給湯機を取り付ける場合は32万円が必要と言われていましたので、その差額は86万円ということになります。燃料コストを考えると何年でpayできるんでしょうね。
シミュレーションでは
大阪ガスのHPやパンフレットに年間のコストが記載されています。パンフレット同様、我が家も4人家族です。さて、あのシミュレーションは正確なのでしょうか??
大阪ガスのHPでは、年間のガス+電気の合計は163,000円/年になっています。
また、従来の給湯機を使用した場合の年間コストは274,000円/年だそうです。
つまり、1年で111,000円も安くなるという試算です。そして、我が家の初期コスト86万円の差は、約8年で回収できるという計算になるのです。
これまでエコウィルを使っていた我が家のガス+電気の合計は199,940円/年でした。さて、エネファームに替えてどうなったのでしょうか!!
1年が経って
実績値は以下のとおりです。
なんと、151,200円/年になりました。大阪ガスのHPでうたっている163,000円よりも安い金額ですね!エコウィルを使っていた時よりも5万円近く安くなっています。
24時間、ガスを使って発電をしているのでガス代は非常に上がります。電気は、発電量を上回る電力を使っているときは、足りていない電力を購入、夜間など電力を消費しない時間帯は余った電力を売電をするため、電気代は実質年間5000円となりました。
感想
高い買い物でしたが、エネファームは10年間メンテナンスフリーとなります。安心して使えること、10年あれば初期コストをpayできる?ことを考えると、導入してよかったなと思います。導入検討のご参考になれば幸いです。